・胸痛

 診断には病歴の聴取・判断が最も有用です。病歴で診断する気構えを持って話を聞きます。重症度の判断はバイタルサインを重要視します。下記を念頭に置いて診療しています。

・肋軟骨炎

・剣状突起痛

・肋骨骨折

・胸壁の単神経炎

・帯状疱疹

・Tietze症候群

・胸壁の血栓性静脈炎(Mondor病)

・胸鎖関節炎

・頚椎症

・胸壁の筋肉痛

・ウイルス性胸膜炎

・気胸

・肺炎

・パニック症候群、うつ病、過換気症候群

・GERD、消化性潰瘍

・食堂攣縮症

・その他の機能性食道障害

・胆石症

・急性冠症候群

・急性大動脈解離

・肺塞栓症

・異型狭心症

・心筋・心外膜炎

・たこつぼ心筋症

・特発性食道破裂

・急性白血病での胸骨痛(骨髄の膨張によって)

​ 問診の一つのテクニックとしていつから胸痛を自覚しているかが大事です。くも膜下出血と同様に重症度が高いほど、発症時の状況を良く覚えていることが多いです。冷や汗​、脂汗を自覚するような初めて体験するような胸痛は重症度と緊急度が高い疾患の可能性があります。症状が辛く自ら病院へ受診するのが難しいと判断したら、迷わず救急車を呼んで下さい。(それでも迷う場合は7119に連絡し救急車を呼ぶかどうか確認して下さい)