・新型コロナウイルス後遺症外来

​新型コロナウイルス感染症の後遺症でお悩みの方の外来です。予約不要。お気軽に相談下さい。

【受診内容】

・専門医による問診と診察

・採血検査

・エコー検査

​・PCR検査、抗体量検査など

 必要時には国立・神経医療研究センター等に紹介いたします。

​ 新型コロナウイルス感染症の後遺症はメディアによって個々の報告はされていましたが、実態はよく分かっていませんでした。しかし、国立国際医療研究センターでの長期的な疫学・アンケート調査結果でその実態が以下のように少しずつ分かってきました。

①急性期症状:発熱、頭痛、食欲低下、関節痛、咽頭痛、筋肉痛、下痢、喀痰

②急性期から遷延する症状:倦怠感、味覚障害、嗅覚障害、咳嗽、呼吸困難

③回復後に出現する症状:脱毛、集中力低下、記銘力障害、うつ

​ 発症時もしくは診断時から6カ月経過時点で337名(73.7%)が無症状であり、120名(26.3%)に何らかの症状を認めました。また、発症時もしくは診断時から12カ月経過時点で417名(91.2%)が無症状であり、40名(8.8%)に何らかの症状を認めました。

 男性と比較して女性ほど倦怠感、味覚・嗅覚障害、脱毛が出現しやすく、味覚障害が遷延しやすいことが分かりました。また、若年者、やせ型であるほど味覚・嗅覚障害が出現しやすいことが分かりました。抗ウイルス薬やステロイドなどの急性期治療の有無と遷延症状の出現に関して、明確な相関はありませんでした。

対象:526名の対象者のうち、457名から回答(回収率86.9%)。回答者の年齢の中央値は47歳、231名(50.5%)が女性、何らかの基礎疾患を有したのは212名(46.4%)、欠損値9名を除いた448名のうち、重症度は軽症が378名(84.4%)、中等症が57名(12.7%)、重症が13名(2.9%)でした。

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国立研究開発法人 国立国際医療研究センター(NCGM)による報告、

https://www.ncgm.go.jp/pressrelease/2021/20211008.html を改変し使用しています。