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医療のSEO対策に対して厚労省の規制が必要と切に思うー医者は記者や作家じゃないのだから-

 私個人で時代の流れに逆らうことはできません。また武士は食わねど高楊枝は私の性には会いません。昭和生まれですが、一生懸命、時代にがんばってついていこうと思う今日この頃です。 

 さて先日SEO対策に対して記述しましたが、大きな視点でみると医療費の一部がGoogleに流れていることを意味しています。また別の視点でみると、今までの日本の医療価値観がGoogleによって破壊・再構築されていることを意味しています。

 医療費の一部がGoogle(それとネットに関わる業界)に流れていることは先日の記述通り疑問の余地がないと思います。

 それでは今までの医療価値観がGoogleによって破壊・再構築されているとはどういことを伝えたいか記述します。それには今までの医療価値観とは何であったかを私が思う範囲でまず説明します。今までの医療価値観とは、治療経験、治療成績、地域の評判、大きな病院の所属歴、教授等の地位、論文発表、学会発表、医師会所属、医師会での地域活動、専門医、指導医などでした。これらは全て医療界という組織の中でしか得ることができないものです。組織と個人の考察は別にまかせますが、医療とはその性質上組織の中でしか学べないものです。今の時代には批判ありますが、時には厳しい指導が必要な場合もあります。・・・基本厳しい環境です。

 一方Googleのキーワード検索はどうでしょうか。今までの医療価値観に重きを置いて検索上位を決めているでしょうか。否、Google独自のアルゴリズムでGoogleにとって有益な情報(Googleを閲覧する人に有益な情報)量などによって、そのサイトの価値を決めキーワード検索上位に位置する仕組みです。これは記者や作家の仕事です。Googleを見る人に興味のある情報を提供する。これはまさしく記者や作家の仕事です。医療の本質-患者さんを治すではありません。また素人には分からないようにコメント欄にそのクリニックの良いところを書く。。やはり記者や作家の仕事です。つまり、Googleにおける医療の本質は患者さんを治すではなく、患者さんや一般の方に興味のある話題(真偽は問わず)を提供することです。皆さんこのようなクリニックを見かけませんか。

 開業成功(今後は基幹病院もネット上の評価からは逃げれないと思います)の肝がGoogleであれば、極論にはなりますが医師に必要な一番の技術は患者さんを治すではなく、一般の方に興味あるようにネット上で医療世界を紹介することになります。

 ネットがここまで猛威をふるえるのはやはり厚労省の規制が時代遅れなのだからと思います(規制が悪だと言うのなら、日本専門医機構、国立病院機構、医師会などのネットへの働きかけに予算をつける・・その財源はGoogleに流れますが)。

 現実の出来事がネット内での架空な絵空事に負けてしまうことが可能な時代です。今までの医療価値観が守られるように、患者さんの正当な権利が守られるように、厚生労働省には医療業界のネット上対策に厳しい規制を行って頂けるように望みます。

 これも当クリニックのSEO対策の一環です。真偽に関しては個々人で判断下さい。

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